2008 年 8 月 12 日
学校時代の哀しい革鞄
中学に入ったとき革鞄を買ってもらえなかった
革鞄を買うお金が親になかったわけではないのだが、うちの親は吝嗇なため、三人きょうだいの末っ子の私にはわざわざ革鞄を買ってやらずとも、姉のお古でいいとしたのだ
姉は8つ年上だった
私は姉が8年前に買ってもらったデザインの遅れたぼろぼろの学生鞄を使って学校に通った
私はそれをけなげに愚痴ひとついわなかったのだが、クラスメイトたちはひそかに私のボロ鞄を指差して笑いものにしていたようだった
いまから思えば確かに笑えるほどのボロ鞄だった
私は高校に入った
親は今度は新品の学生鞄を買ってくれた
クラスメイトたちは「その鞄かっこいいね」といってくれた
私はその鞄を大切に使ったので、高校を卒業するときも、新品のようにぴかぴかだった
けれどもその鞄は誰にあげることもできないので、もう捨ててやるしか仕方がなかった
そんなことなら、中学入学時に新品の鞄を買ってもらって、中学高校と6年間使えばよかったのだ
そうすれば中学時代、鞄のことでクラスメイトの笑いものになることはなかった
いまでもあの鞄のことを思い出すと哀しい
カテゴリー: その他 — admin 11:08 PM